「30代が七五三や結婚式で着物を着るときのメイクってどんなメイク?」
「和装メイクは普段のメイクと同じで良いの?」
そんな疑問に美容部員経験6年、30代の筆者が、ポイントメイクごとに詳しく説明していきます(^^)
[この記事で分かること]
✔︎着物を着る際のメイクのポイント
✔︎普段のメイクとの違い
✔︎[ポイントメイク別] 和装メイクの方法
✔︎[年代別] 和装メイクの違い
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30代が七五三や結婚式で着物を着る際のメイクのポイント
30代が着物を着る際のメイクには、ポイントが3つあります。
着物の華やかさに負けない華やかなメイク
普段はナチュラルメイクという方も、着物を着る際は「華やかなメイク」にしましょう。
ナチュラルメイクだと着物とミスマッチです。
30代は肌悩みが増えてくる時期。
ベースメイクからしっかりと作り込み、丁寧にメイクをしていきましょう。
立体的なメイクではなく平面的なメイク
着物を着る際のメイクポイントは「立体的」ではなく「平面的」に仕上げること。
平面的に仕上げることで、日本人の女性らしさが際立ち、着物に合いますよ。
メイクの色は着物の色に合わせ、大粒のラメは避ける
和装メイクでは「マットな仕上がり」が着物に映えます。
ベースメイクは「マット」に仕上げ、アイシャドウやリップは「大粒のラメやパール」を避けるようにしましょう。
使う色味は、着物の色味に合わせると、綺麗にまとまりますよ。
大粒のラメは粒子が粗いため、目元の細かいシワを目立たせてしまいます。洋装でも、30代のアイメイクでは「細かいラメかノンパール」の物がおすすめです。
30代が七五三や結婚式で着物を着る際のベースメイクの方法
普段はナチュラルメイクという方も、着物を着る際は、下地・ファンデーション・コンシーラーを全て活用し、陶器のようなお肌を作りましょう。
下地&ファンデーションのコツ
和装メイクでは、下地やファンデーションも、パールが入っているものやツヤがでるものは控えて、マットなものを選びましょう。
30代の肌悩みに多い「シミ」「シワ」「ニキビ跡」などは、それぞれ専用のコンシーラーを使い、丁寧にカバーすると、綺麗に仕上がります。
また、ワントーン明るい色を使うと、着物に映えるお肌になりますよ。
首の色と合わないと浮いてしまうため、可能な限り首元まで塗るようにしましょう。
[下地&ファンデーションの塗り方]
1️⃣両頬・額・鼻・あごの5点に、下地orファンデーションをのせ、内側から外側に向かって伸ばしていく
2️⃣頬→額→鼻の順番で伸ばしたら、最後に目元口元にも伸ばしていく
3️⃣フェイスラインをしっかりぼかし、可能な限り首元まで塗る
[下地&ファンデーションのポイント]
✔︎リキッドファンデーションやクリームファンデーションを使う場合は、パウダーでしっかりとおさえて「マット」に仕上げる
✔︎コンシーラーで、クマやニキビ跡、シミなどをしっかりカバーして、ファンデーションは薄づきにすると、崩れにくくなる
✔︎フェイスパウダーをつけるときは、パフにパウダーを付けて、手の甲で量を調整してから、顔につけると均一につく
リキッドファンデーションを使う場合は、リキッドファンデーション→コンシーラー→パウダーの順番で塗っていきましょう。
チークのコツ
チークは着物と同系色のものを選びましょう。
和装メイクでは「立体的なメイク」より「平面的なメイク」の方が合うので、チークは血色をよく見せる程度で、ナチュラルにつけるのがポイントです。
手の甲やティッシュで軽くチークをはらってから、笑った時に一番高くなる位置を中心につけていくと綺麗に仕上がりますよ(^^)
30代が七五三や結婚式で着物を着る際のアイメイクの方法
アイシャドウ・アイライン・マスカラ・アイブロウのコツも、それぞれお伝えしていきますね♪
アイシャドウのコツ
アイシャドウは先述したように、大粒のラメやパールは避けて、着物と同系色のカラーを選びましょう。
メインになる色を、普段より広めに入れることで、カラーが目立ち華やかな印象になります。
ベースカラーを塗ってから、徐々に濃い色を重ねていくと綺麗なグラデーションに仕上がりますよ。
アイラインのコツ
アイラインは、まつげの間を埋めるようにし、ナチュラルに仕上げましょう。
30代になり、目元に細かいシワができてくると「ラインが引きにくい」と感じる方も、いらっしゃるかもしれません。
そんな方は、「利き手ではない方の手」でまぶたを優しく引き上げて、「まつ毛の際」が見えるようにしながらラインをひくと、綺麗にひくことができますよ。
和装メイクのアイラインは目尻をほんの少し長くし、切れ長の目元にすると着物に映えます。
マスカラのコツ
華やかな着物に合わせてマスカラも根元からしかっりとつけましょう。
和装メイクでは、ビューラーを使わない「すだれまつ毛」が着物に合います。
どうしてもビューラーを使いたい場合は、軽くあげる程度にしましょう。
✔︎マスカラが乾く前にコームでとかすこと
この2点を気をつけると、ダマにならずに綺麗に仕上がります(^^)
アイブロウのコツ
和装メイクでは、眉の太さは「太め」、形は「ストレート」か「なだらかなアーチ型」が基本です。
眉尻までしっかり描けるように、パウダーアイブロウよりもペンシルアイブロウを、選ぶと良いでしょう。
普段眉マスカラを使っている方は、髪色と同じか髪色よりも少し暗めの眉マスカラを選ぶと、落ち着いた印象になり、着物に合います。
細すぎる眉は、着物に合わないので気をつけましょう。
30代が七五三や結婚式で着物を着る際のリップの塗り方
和装メイクでは、口紅にポイントをもってくると綺麗に仕上がります。
リップのコツ
元の唇の色味が強く、口紅の色が思ってたような色で発色しない場合は、事前に軽くファンデーションを塗って、唇の色味を消しておきましょう。
リップも、他の部位同様マットな仕上がりの方が和装には合うので、グロスではなく口紅を使うのがおすすめです。
口元がぼやけてしまわないように「鮮やかな色味」を選び、リップライナー、リップブラシを使い、丁寧に仕上げましょう♪
リップライナー&口紅の塗り方
1️⃣1〜7の順番に、リップライナーで「縁取り」をする
2️⃣口紅もリップライナー同様に1〜7の順番で「縁取り」し、その後、中を塗りつぶす
3️⃣最後に、唇を少し開けて、塗り残しがないかをチェックする
リップライナーも使うと、色持ちがグンと良くなります♪
[10代20代・30代・40代] 年代別着物を着る際のメイクのポイント
最後に、基本的な和装メイクのポイントをおさえた上で、年代別のポイントもお伝えします。
10代&20代の和装メイクのポイント(成人式、卒業式など)
20代は、鮮やかな着物が似合います。
そのため、ポイントメイクもはっきりとしたカラーを選び、しっかり色がのるように重ねていきましょう。
20代前半の方などは「口紅よりもグロスが好き」という方も多いかもしれませんが、和装の時には是非口紅にチャレンジしてみて下さいね♪
口紅をつけると、着物の華やかさに負けない、大人っぽい美しさがだせます(^^)
30代の和装メイクのポイント(子供の七五三、入学式、卒業式、結婚式など)
30代になると肌悩みが増えてくるので、コンシーラーは肌悩み別に使い分け、丁寧にカバーすると良いでしょう。
丁寧にカバーした陶器のような肌は「上品さ」を出すことができます。
更に、着物の色に合わせたポイントメイクで華やかさをだせば、女性らしさが際立ちます♪
40代の和装メイクのポイント(子供の七五三、入学式、卒業式、結婚式など)
40代になると、着物の色を、比較的落ち着いた色から選ぶことが多くなるかと思います。
そのため、アイシャドウやチークのカラーも着物の色に合わせて、控えめに色をのせるようにしていきましょう。
顔がぼやけてしまうことがないようにアイライン、マスカラ、リップはしっかり塗ると、うまく着物とのバランスがとれます。
40代の和装メイクは、凛とした上品さを目指しましょう(^^)
着物を着る際のメイクはどうする?まとめ
和装メイクのコツをまとめてみました。
チーク:血色を良く見せる程度で、ナチュラルにつける
アイシャドウ:大粒のラメやパールは避けて、着物と同系色のカラーを選ぶ
アイライン:目尻をほんの少し長めにし、切れ長の目元にみせる
マスカラ:根本からしっかりめにつける、まつ毛はあげすぎない
アイブロウ:太めのストレートorなだらかなアーチ型
口紅:リップライナー、リップブラシを使い、しっかり塗る
これらのコツを意識してメイクをすれば、簡単に着物に合うメイクをすることができます。
是非試してみて下さい♪